晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

【忠別湖トライアスロン①】北の大地へ

早いものでもう9月です。この夏は例年になく仕事が忙しく、かつ連日、目が離せないオリンピックもあり、あっという間に過ぎ去ってしまいました。ブログもつい後回しになりましたが、夏の名残がまだあるうちに「夏の思い出シリーズ」を記したいと思います。

 

北海道の東川町に行ってきました。

東川町は道北の上川地方にあり、旭川市美瑛町に接しています。今回は旭川空港を利用しましたが、空からの風景は下の写真の通りです。パッチワークのように畑や田が連なり、遥か向こうにカムイミンタラ、ヒグマやフクロウなどの神々が生息する大自然が広がっています。

 

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ちなみに東川町でレンタカーに乗りながら(運転していませんよ)、ポケモンGOを起動してみました。見渡す限りポケストップはありません。本州と北海道ではスケール感が違います。画面を最も広域の縮尺にして走っても、延々と同じ景色が続きます。黄緑の田や畑のなかどこまでも規則正しく縦横に走る道路。ランドマークがないので画面を見ていても、現在地がどこなのか分かりません。そして、数km走ってようやく現れたのがズバット一匹。ポケモンは自然は好まないようです。おそらく、この地ではポケモンより野生のキタキツネやエゾシカとの遭遇率の方が高いと思います。ポケモンを起動する無粋なことはしてはいけません。

 

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車は空港近くのワンズレンタカーで借りました。営業所はなぜかログハウス屋さんの一角にあります。また、このログハウス屋さんが贅沢なほど広い場所です。大自然だけはなく、こういうところに北海道ならではの雰囲気を感じます。また、大手のレンタカーとは違い、今回の旅行ではとても柔軟な対応をして頂きました。「北の国から」に登場しそうな気持ちの良い青年が営業しているのですが、急きょの予約変更にも大らかに対応して頂きました。次回もぜひ、このレンタカー屋さんでお世話になりたいと思っています。

 

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ちなみに、帰りはJRで札幌経由で帰る必要があったので、レンタカー屋のすぐ近くにあるJR富良野線の千代ヶ岡駅を利用しました。駅前には幹線道路が走り、セイコーマートが一軒。歴史を感じさせる地域を見つめてきた大木と、停車しているレトロな車が旅情をそそります。何だかタイムスリップしたような気分で映画「幸せの黄色いハンカチ」の鉄也とかおりと健さんのドライブシーンを思い出しました。

 

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JR富良野線は単線で、多くが無人駅であり、この千代ヶ岡駅もその一つです。旭川行きの乗客はわずかしかいません。駅のホームにはサッポロビールのスポンサーの看板。今回の旅行でも、道民スタンダードだけれど道外ではめったに売られていないサッポロクラシックにはお世話になりました。このホームを見ていると、とても大好きで、愛おしい曲、中島みゆきさんの「ホームにて」を思い出します。「振り向けば、空色の汽車は」と歌われていますが、北海道の路線のほとんどは電車ではありません。豪雪をものともせず、地道に力強く走っていくディーゼル車です。

駅といえば、高倉健さんの「駅~STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」も思い出します。今回、諸事情で鉄道を利用することになりましたが、旅には駅がやっぱり似合います。いろいろと大変な状況にあり合理化が検討されていますが、個人的にはJR北海道を応援したいと思います。

 

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さて、今回の旅行の目的は、第10回大雪山忠別湖トライアスロン大会に出場するためです。会場となる忠別湖は、東川の中心から旭岳方面に16kmほど行ったところにあります。ヒグマもたまに現れる大自然のなかです。2010年から毎年、参加していて、大好きな大会ですが、道外からの参加者が少ないので、次回の記事ではこの大会の魅力についてお伝えしたいと思います。

 

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