晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

マラソン

大迫は負けなかった

東京マラソンをテレビ観戦しました。 これまでマラソンや駅伝をテレビで見ることはそれほどありませんでしたが(見るよりは走る方が好きなので)、副鼻腔炎を発症して体調が芳しくなく、コロナウイルスでモチベーションも途切れている中、自宅でテレビを見な…

進撃のコロナ

コロナウイルスを巡るフェーズがどんどん変わっています。 医学的、社会的な状況も日々変わっていますが、そこに政治的な判断も加わってきました。つい2週間前まで社会活動やイベントが平常運転で営まれていましたが今や全国で学校を休校とする方針を打ち出…

別大マラソン2020参戦記③ヴェイパーフライの衝撃

新型コロナウィルスのフェーズが、この数日で一気に変わりました。このことについて述べる前に別大マラソンの参戦記を書き終えておきます。 別大マラソンでヴェイパーフライデビューを果たして、ハーフとフルのWベストを更新するという類い希な体験をしまし…

別大マラソン2020参戦記② Wベスト更新

'Breaking 2:40' フルマラソンで2時間40分を切る。 去年からこのプロジェクトを密かに始動しました。 何事もそうなんですが、締め切りが迫らないと本気を出せないタイプです。いつでも、どこでもギリギリボーイ。中年になってもギリギリボーイ。そんな自分で…

別大マラソン2020 今年の大会レベルは?

毎年恒例となりましたが、今年の別大マラソン参加者全体の成績を振り返ります。 2020年の別府大分毎日マラソンは朝から快晴。風は弱く、日差しがあり、穏やかな気候でスタート時の気温は13度。走りやすいコンディションです。 今回も比べるのは以下の4つのタ…

別大マラソン2020前夜

遠く離れた街のレストランで家族団らんや仲睦まじいカップルや忙しく働く店員さんの姿を見ながら、飛び交う方言のイントネーションを聞いて、まったり過ごす時間が好きです。ジョナサンでタラコとイカのスパゲティ大盛りを食べた後、かれこれ2時間くらいドリ…

ソウルマラソン2019③ 駅でトラブル

旅にトラブルはつきものだし、トラブルがあるからこそ面白い。スパイスみたいなもんです。 ソウルマラソンのレースが終わってスタジアムから地下鉄に乗って移動中のことでした。目的地の駅の自動改札を出ようとしたところ、ピコーンと鳴って拒否されました。…

ソウルマラソン2019① ラブコリア!

ソウル国際マラソンに初めて出場しました。 スタート地点の光化門広場は早朝からランナーで埋め尽くされていました。ハングルが書かれた揃いのユニフォームを身につけた選手たちがチームで記念撮影したりしていて、韓国でのマラソン人気をうかがえました。ま…

おきなわマラソン2019① ケチったらアカン

10年以上ぶりに、おきなわマラソンに出場しました。ちょっとした珍道中になったので記しておきます。 宿泊は那覇にして、当日朝にバスで泡瀬の運動公園まで移動することにしたのですが、牧志駅のバス停に行くと立派なリムジンバスが止まっています。席はガラ…

肉離れリハビリ記③総括

11月上旬に痛恨の肉離れを起こして以来、故障の連鎖反応という無間地獄が続いて、今シーズンはまともに走れないと半ば覚悟しましたが、目標としていた別大マラソンでベスト更新という思いがけない結果に恵まれました。そこで、肉離れに苦しむ皆さんに少しで…

別大マラソン2019②故障明けでベスト!

あー、しんどい。身体がしんど過ぎて眠れないので、布団の中でブログ更新。 人生悪いときが続いても、必ず良いときがやってくるわけで、昨日がそんな日でした。待てば海路の日和あり、止まない雨はない、人間万事塞翁が馬などなど、古くから言われている通り…

別大マラソン2019①肉離れからのスタート

11月上旬の肉離れから何とかかんとか別大マラソンのスタートラインに立てそうです。思い返すと肉離れとの闘いは困難の連続でした。治りかけたと思えば、焦って練習してプチッと軽い肉離れを3度ほど再発。筋肉が突っ張ってきて、これ以上負荷をかけるとヤバイ…

箱根駅伝マジック

箱根駅伝を見ると毎度のことですが、魔法をかけられます。選手たちの若々しい肉体と躍動感の走りを観て、気持ちが20歳ほど若返り、「自分も同じように走れるのでは」と錯覚をするわけです。 それにしても「箱根マジック」の効果はすごいですね。テレビで観戦…

ランのコツ②ソッキンを使う

「不安定」な走りによって、楽しく気持ち良く走るために具体的にどうすれば良いかについて書いてみます。 前回のエントリはこちら。 harehashire.hatenablog.jp 「不安定」な走りで、私がかなり意識的に使っている部分は、腰骨の上、肋骨の下にある脇腹です…

走るためのニンジン

少しずつ走る習慣が戻ってきました。股には股ずれの小さな赤いかさぶたの痕が点在していますが、それにも慣れてきました。シューズを履いて外に出るまでの抵抗感は少なくなりつつあります。それでも、まだ走ることを億劫に感じたり、怠惰の顔がのぞいたりす…

靴ずれ、股ずれ、脇ずれ

記録的な酷暑の夏も終わり、ようやく涼しくなってきたので、冬のマラソンに向けて練習を開始しました。毎年のことですがこの時期はもがいています。ビックリするくらい走れない。10キロも走れば息が上がり、お尻は鉄板のように張り、ヒザはガクガクで、こん…

鯖街道2018③業務スーパーのミニ大福

鯖街道ウルトラマラソンのエイド巡礼の旅。 前回はこちら。 harehashire.hatenablog.jp 今回は後編です。 花脊峠を越えるとトレイルに別れを告げます。激坂の舗装路を下って洛中へと向かうのですが、この辺りから私設エイドが次々と姿を現します。 坂を降り…

5000km履いたシューズとの別れ

長くお世話になったシューズとサヨナラしました。この4年間、練習でほぼ履いていたシューズです。それが、こちら。アシックスのターサーです。恥ずかしいくらいにボロボロです。 多く見積もって7000km、少なくとも5000kmは走りました。良く走りました。沖縄…

京都マラソン2018③妄想レースのススメ

西京極陸上競技場は、気温0度、底冷えの朝。 足元から冷気がしみ込み、吐く息がほんのりと白い。放射冷却の影響からか気温が下がっている。そうであれば、日中は晴れそうである。薄い布切れのようなマラソンシューズのつま先は縮こまるほど寒いが、上半身は…

京都マラソン2018①単位とれない夢

3年ぶりに京都マラソンに出場しました。京都は学生時代に4年+1年、過ごした街です。 僕らの学生時代は、まだ古き良き頽廃的な雰囲気が残っていて、先生も学生もいい具合にいい加減で、学生が講義に出席しないのは当たり前であり、4月の授業で大教室にいっぱ…

別大マラソン2018③厳しかった今年のレース

別府大分毎日マラソンは1952年に始まりました。戦後、まもなくの頃です。当時は37人が参加した小さな規模の大会だったそうです。 その後、世界選手権の選考レースとなるなど国内有数の大会となり、2011年には、それまでの制限時間である2時間50分を大幅に緩…

別大マラソン2018②雪と風の別大国道

第67回別府大分毎日マラソン当日の朝はまさかの雪。しかも風が強くて吹雪いています。更衣室のテントは風に煽られて膨らんではバッサバサと大きな音を立てていました。 思わぬ雪景色と風。ちょうど前日に「アナと雪の女王」のDVDを娘と観たばかりだったので…

別大マラソン2018①ドキドキソワソワ

いよいよ第67回別府大分毎日マラソンが間近に迫ってきた。 ソワソワと落ち着かない。まるで、学生時代の部活の大会前のよう。早く終わって欲しい気持ちと、まだ始まって欲しくない気持ちがない交ぜになっていて、1割くらい心拍数が上がっている感じだ。 ドキ…

なにわの腹筋女王様

大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手が2時間22分台の好タイムで優勝しました。 テレビ中継に映し出される、キレのある力強い走りが印象的でした。字幕スーパーでは「なにわの腹筋女王」。安藤選手と前田選手と3人で争っているときは、「現役最速VS腹筋女王VS…

2度目の1.17追悼ラン

去年に続いて、1月17日の夜、神戸から大阪まで走りました。 夜8時すぎ、阪神電車に乗って神戸の東遊園地に到着。菊の花を一輪もらい、慰霊モニュメントに手向けて、亡くなった方々を悼みます。水面はすでにたくさんの白い菊で埋め尽くされていて、雨上がりの…

ランナーのための肉離れ体験記1

さて、久々の投稿ですが、現在、走れない状態です。 右脚の太ももの裏側、ハムストリングスを痛めて、絶賛、リハビリ中です。 走れなくなって初めて、当たり前に走れることの有り難さを噛みしめています。 せめて、ここに至るまでの愚行とその結果が、他のラ…

大阪おすすめラン②大阪マラソン聴きたい曲 SHINGO★西成さん

先日、西成を走ってきました。西成区は全体が大阪マラソンのコースになっていますが、釜ヶ崎は特に訪れて欲しい場所です。 まず、出迎えてくれるのが、燦然と輝く大きな看板。 日々の道行く人たちに「負けない」とプロパガンダを発しているのが西成出身のア…

大阪おすすめラン① 1衝撃の10円自販機

今日も雨です。今年の10月は雨季かと思うほど雨が降り続いています。 気がつけば大阪城公園ではイチョウの葉が色づき始め、ギンナンの実がそこかしこで潰れています。大阪マラソンまで一か月を切りました。ザッザッザッとランナーのみなさんの足音が日に日に…

鯖街道ウルトラマラソン2017④レース後半

古来、人々は旅人に優しく接してくれます。イスラム教ではそうした教えが明確にあるし、古今東西どこでも旅人は大事にされてきました。そして、鯖街道ウルトラマラソンでも選手たちは旅人のようにもてなされます。 公式のエイドステーションだけではありませ…

鯖街道ウルトラマラソン2017③レース前半

レースから10日以上が経過しました。ですが、まだ、内臓のダメージが抜けません。炎天下のレースでボディブローをくらい続けた胃袋は未だやる気も元気がなく、ビールを飲んでも食事をしても美味しく感じられない残念な状態が続いています。 さて、今年の鯖街…