ランナーのための肉離れ体験記1
さて、久々の投稿ですが、現在、走れない状態です。
右脚の太ももの裏側、ハムストリングスを痛めて、絶賛、リハビリ中です。
走れなくなって初めて、当たり前に走れることの有り難さを噛みしめています。
せめて、ここに至るまでの愚行とその結果が、他のランナーの方の参考になればと肉離れ体験記を書きます。
さかのぼること11月7日(火)の夜、ややペースを上げた練習中に右脚のハムストリングスがピリッと痛みました。すぐにいやな予感がして無理をせずに練習をやめました。
原因は以下の通りです。
- 「無理な練習で、筋肉に疲労蓄積」。11月に入って練習量が足りていないことを焦り、1週間のうちに30km走を2本、20km走を1本やりました。30代の頃はこうした突貫工事でレースに間に合わせましたが、40代には無理なようです。偽装だらけの欠陥住宅ですね。
- 「スピード強化で、筋肉に負担」。今シーズン、例年になくインターバルトレーニングを取り入れました。そのため、速く走るための瞬発系の筋肉がついたのですが、これが結果的に仇となりました。速い速度にギアチェンジできることは良いものの、筋肉には大きな負荷がかかるようになっていました。トップ選手ほど故障するのも少し分かったような気がします。
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「アップ不足と水分不足」。急いで練習に入ったのでウォーミングアップもほどほどに速いスピードに入りました。そして、フィットネスに詳しい方に聞いたのですが水分不足も筋肉の肉離れの原因になるようです。特に季節の変わり目は要注意です。確かに、この時期は急に涼しくなり、日中に水分をしっかり摂らないまま夜の練習を行っていました。夏よりも冬の方が水分補給を見落としがちですね。
いろいろな原因は今後の糧にするとして、やってしまったことはしょうがない。
今年の秋のレースプランとしては、神戸、大阪、NAHAの3連戦を控えていました。しばらく練習できないのは残念ですが、ランをオフにして回復に努めることにしました。
そして、案外、数日で筋肉のピリッとした痛みは取れました。11月12日(日)、Facebook友達の各地のレース記(特にツールドおきなわ)を読んで、刺激をたっぷり頂き、走り出しました。
快調、快調、跳ねるように、走って行きます。
そして数キロを走って、近くの公園のトレイルでステップを刻んでいたとき。
今度は太ももの裏がビリッと痛みました。前回のピリッではなく、ビリッという感じ。もちろん、すぐに止まりましたが、前回に比べて断然いやな感じです。ちょっとジョグをしてみても、痛みが太ももからお尻にかけてビンビン響きます。
軽い肉離れは、痛みがすぐに消えます。でも、それはあくまで見かけ上のことであって、本来の負傷箇所のダメージは奥深くに潜んでいるのです。
神戸マラソンの一週間前。
本格的な肉離れをやってしまいました。
つづく。