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晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

独りぼっちの煩悩スイム

「煩悩スイム」を行いました。煩悩スイムとは、煩悩の数と言われる108本泳ぐというもので、最近、スイマーの間で流行っている年末恒例の行事です。

かれこれ12年くらい続けていますが、今年はいま一つ気持ちが盛り上がらず、やらないつもりでした。しかし、友人たちの煩悩スイム報告を見るにつれ、重たい腰を上げて、営業終了間際のコナミに駆け込みました。

 

メニューは50m×108本(50秒サークル)。

 

これまでは仲間とイベント的に開催していましたが今年は初めて独りぼっちです。時間がいつも以上に長く感じます。意識は自然とこの一年を振り返る方向に向きます。苦しいこと、情けないこと、たくさんありましたが、1本泳ぐたびにそんな気持ちが、身体の疲労に変わって消えていきます。心が疲れたときは、身体を疲れさせるのが良いです。たいがいの精神的な苦しみは、肉体的苦痛を上回ることはありません。

そして、自分の器を再認識します。所詮、自分なんぞ、泳ぎながら腕が上がらなくてきついなあと思っている程度の人間でしかない。思い上がったり、不遜になったり、気持ちが腐ったり、傲慢になったりした部分を改めよう。

一方で、一度きりの人生、委縮することなく、人生の傍観者にならず、身体を張って、挑戦していこうという気持ちも湧きます。

ことほど左様に、延々と繰り返し泳いでいると、脳みその中はスイマーズハイにもなってきて、いろいろなことを思うわけです。1時間半、自分との対話を終えて煩悩スイムを終了。筋肉もいい具合に力が入らなくなりました。ずっと昔、鈴木大地さん(ソウル五輪金メダリスト 日本水泳連盟会長)の特集番組で、ハードな練習後に「シャンプー持つのも重たい」という名言がありました。さすがにそこまでではありませんが、缶ビールを持つ手がしんどいくらいには頑張りました。脂気が抜けてパサパサな肌、塩素で荒れた目と鼻にツンと風を感じながら、サッパリとした気持ちで家路につきました。

 

ということで、心と身体の大掃除を終了。年の瀬にこの一年の苦悩を払い落として新しい年に身体と心を再生させる。日本人のこういう文化は悪くないですね。そして、煩悩スイムのような身体性を来年も大事にしたいと思います。

みなさん、よいお年を。

 

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