晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

別大マラソン2020参戦記① スタート前

別府大分毎日マラソン2020にやって来ました。

 

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これで6年連続の出場で、今や自分の人生は別大を起点に回っていると言っても過言ではありません。別大を目標に練習を積み重ねて、別大が終わると来年の別大に向けて誓いを新たにする。年中行事の一つです。自分の中では二十四節気以上に季節感を表すものです。もはや、立春よりも別大で春の訪れを感じます。

 

そんな別大マラソンでは、空港や駅でジャージやウインドブレーカー姿のオジサンを多く見かけます。首都圏から来ている人も多いのですが、羽田空港からジャージですよ!物見遊山で来ているわけではないんです。部活の遠征と同じ感覚です。ちなみに空港の手荷物検査では卓球Tリーグの選手がいて、彼らもジャージでした。戦うレベルは違えど同じような意識なのです!

 

選手たちのストイックな雰囲気は他にもあちこちに充満しています。毎年、別府北浜から送迎バスに乗ってスタート地点のうみたまごまで移動するのですが、バスの中では寡黙で頬がこけたオッサンたちばかりです。控え室のテントでも会話は少なく、たまに聞こえるのは本日の気象コンディションにおけるレース展開やヴェイパーフライの性能などであり、決して一般の人が聞いて楽しい話はありません。そして、基本的に観光地大分や別府にあまりお金を落とすようなタイプの方々ではありません。なんせジャージで来ていますから。

 

別大では持ちタイムの順番でゼッケン番号が決まっています。そのため、ゼッケン番号を見た瞬間に暗黙の序列ができます。基本的に自分よりも少ない番号の人たちに一定のリスペクトを行います。自分よりも大きい番号の人たちには、どこか先輩面をしてしまいます。でも、そのゼッケン番号による立場は来年には入れ替わっているかも知れません。あくまで今年限りのステータスでしかありません。

 

参加者全員から「1秒でも速く走る」という空気がピリピリと伝わってきます。みんな自分よりも速そうに見えてしまう。スタートを前にブルっと武者震いして、胃が縮み上がり、ソワソワする。20年前の学生時代の部活で味わった緊張感と同じです。

そう、僕たち私たちの部活の大会なんです。別大は。

 

快晴で気温も高めだったので、例年以上に外で過ごしているランナーが多くいました。

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