七夕の願い
七夕です。願い事は一つ。
トライアスロンのレース中に事故に遭った友人が回復して目覚めてくれることです。何を感じているのか、考えることはできるのか、想像するだけで苦しくなります。
災害や事故は突然やってきます。まるで、今の平穏を嘲笑うように私たちの側に潜み、私たちの日常の裏をかいて襲いかかります。
もし、災害や事故にあった後、間一髪で救出されれば、その行為に対して最大級の感謝を示すでしょう。ただ、災害や事故に合わないために予防的に行う行為の重要性は見過ごされがちです。
なぜなら、その予防的な行為と平穏な日常の因果関係が分からないからです。
例えば、いつも5分ほど余裕を持って出勤するとします。それが日々の無事故の原因になっているかどうかは分かりません。時間に余裕を持たず時間ギリギリに出勤しても無事故かもしれないからです。
ただ、一般的に考えれば、時間ギリギリに出勤して慌てていれば、無理に横断歩道を渡ったりするなど事故に遭う確率が上がります。そして、事故に遭って初めて、慌てて行動することの危険性を学ぶわけです。
もし、平穏な日常がずっと続いていた場合、地味で予防的な行為の価値になかなか気づきません。ですが、その予防的な行為こそ地味ですが大事なことなのです。
もっと、私たち周りの人たちも事前にできたことがあったのではないか?
どうか、友人が目覚めて、いつもの明るく可愛らしい表情を見せてくれますように。
星に願いをこめます。