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晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

【姫路城マラソン】久々に歩いたよ

マラソン

今シーズン5本目のレース、第3回世界遺産姫路城マラソンに出場しました。例年、東京マラソンと同日開催で、東京マラソン落選の滑り止めとして申し込む方も少なからずいると思います。ただ、東京マラソンとは違った味わいがある素敵な大会です。洗練、整然とした大都市のビッグイベントと違い、そこかしこに地域の心意気を感じます。記念のクッキーも含めてとてもホスピタリティに溢れ、大好きな大会です。

 

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天気は快晴。2月も終わり間近。季節は春の扉を開けていて、柔らかな陽光が溢れていました。前半は姫路の市街地を抜けて夢前川沿いを北上して郊外へ走って行きます。途中の休耕田には色鮮やかな菜の花畑があり、生暖かい春の匂いが漂ってきます。脚は軽くて気持ちも足も弾んだ前半でした。

 

斜度1%くらい、標高差70mくらいの上り基調を4分/kmのラップで刻んでいました。じんわり汗をかく程度で息は上がらず、良い感じ。ペースは別大より遅めですが、前半は上りなのでこれで十分です。

 

17km地点くらいで、さあ、折り返し。ここからギアチェンジしてスピードアップ。という計画でしたが、思うようにペースが上がりません。ベスト更新は諦めて、目標を2時間50分切りに下方修正します。が、それも怪しくなります。補給を入れても脚が回復する気配はなく、ついには30km地点で脚が売り切れ。その後は、あっと言う間に失速して、35kmすぎでついに気持ちも切れました。

 

エイドステーションでバナナをもらうために脚を止めると、そのまま歩き始めました。前を行くランナーの背中があっと言う間に遠くなります。走り続ける人と止まってしまった人。当たり前のことですが、止まった瞬間に表れる、その差に衝撃を受けます。子どもの頃から何度も味わってきた気持ちです。頑張る人と諦めた人。

 

もう、これ以上頑張っても実りはない。ベストタイムの更新は潰えて、50分切りも無理、タイムに拘ると走る気力が湧かない。走ると惨めな気持ちになるので歩いていました。

 

しかし、フィニッシュ地点までそのまま歩くのも遠くて億劫。何か走る理由が欲しい。人生もそうですが、一つの目的が達成できなくなったとき、目標のスライドが必要です。

 

何でも良いんです。走る理由を与えてくれるのならば。思いついたのは、先ほどバナナをくれた学生ボランティアの女の子のために走ろう。すると、もう一度、走ってみようと思うくらいの気力が湧いてきました。

 

姫路城マラソンは土地柄なのでしょうか。応援がとても熱狂的です。ブラバンや和太鼓などの演奏があちらこちらにあって賑やかです。せっかくの日曜日を犠牲にして、こんなに一生懸命、応援してくれているのだから、せめて頑張っている姿を見せよう。自分の理想の走りができるか、できないかなんて、どこまでもナルシスティックなエゴでしかない。沿道の人たちからすれば、頑張っている姿にこそ価値を感じて励ましてくれるわけで。

 

そう考えると幾分、身体全体に力が漲ってきました。ブラスバンドの「踊るぽんぽこりん」に勇気づけられながら、とにかく応援には応えようと思いました。

 

そうして、ようやく帰ってきて姫路城にフィニッシュ。気がつけばボランティアにもらったバナナは食べないままでした。でも、この一本のバナナが最後まで導いてくれたような気がします。

 

それにしても練習をサボるとあっと言う間にダメになりますね。別大マラソンでベストタイムを出してからの3週間、気持ちが満足して走り込んでいませんでした。

 

ちゃんと練習をしておけばベスト更新のチャンスはあったと思います。最近は身体にキレがあり、調子は悪くなかったので。まあ、終わった後の負け惜しみですが。

 

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さて、ブログを書いているのは3月、春が来ました。ランナーとしては寂しい気持ちもあります。せっかく鍛えた走力はこれから気温が上がるにつれて確実に落ちていきます。次にキレのある走りを取り戻して、ベストを狙えるのはおそらく来年の冬。

 

今シーズンのフルマラソンはこれにて終了。また、一から積み重ねていきます。

 

なお、姫路城に併設している姫路市立動物園とレトロな遊園地はとても面白かったです。脚を引きずりながら家族で楽しみました。

 

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