晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

コロナデブの「新しい日常」への考察

緊急事態宣言がようやく明けました。

 

この自粛期間のなかで、体型が大変なことになっています。

座りながらブログを書いているのですが、お腹周りの肉が膨れあがってドシンと重たいものが乗っている感じ。身体を屈曲することが難しく、荷物満載のウエストポーチを巻きながら座っているかのようです。

 

2月中旬からのおよそ3か月間は、奇しくも中年のオッサンの身体がどれだけ劣化するかを試す人体実験期間となりました。そして、予想どおり見事なリバウンドを遂げました。

 

体重はせいぜい5kgオーバーくらいですが、比重の大きい筋肉が減ったかわりに比重の小さい脂肪が増えているので、身体の実態は見かけの数字以上にひどいです。胸、背中、肩周りの筋肉がゲッソリと落ちる一方で腹回りが浮き輪のように膨らんだ姿を鏡で見て、「土偶か!」と思いました。

 

原因はなんと言ってもレースがことごとく中止になってしまったことです。

どうしようもないことではありますが、今年は珍しくパフォーマンスが期待できていたのでショックは大きかったです。

 

2月上旬の別大マラソンが最後の出場レース。3月のソウルマラソンはベスト更新にチャレンジして可能性は十分ありました。4月の宮古島トライアスロンは4年ぶりに当選を果たして過去最高順位を目指していました。5月の新島トライアスロンは家族で行くことを楽しみにしていました。

しかし、それらがいっぺんになくなってしまい、トレーニングのモチベーションがダダ下がりしてしまったわけです。コロナ感染して職場に迷惑をかけないようにフィットネスクラブにも通えず、そのうち自粛要請でジムは休業してしまい、運動へのモチベーションを上げてくれる環境も失ってしまいました。

 

さらに、仕事もリモートワークが中心になって行動範囲が極端に狭まりました。そして、勤務が終わるとすぐにビールをプシュッとする堕落したライフスタイル。「ゲフー」と立派なゲップを響かせながら晩ご飯を食べ終わったらソファーに沈んでいくという、まったくダメ人間の典型のような生活でした。

 

 

さて、そんな自堕落な日々を送っていくなかで発見もありました。

 

with コロナの時代では新しい生活様式を取り入れた「新しい日常」が求められていますが、ダブついたお腹の肉をさすりながら考えたのは、これからの時代はより運動することの価値や重要性が増す社会になるのではということです。

 

目的は2つあります。

 

一つはコロナウイルス感染による重篤化を防ぐこと。

今回のコロナ禍で血管に血栓ができるなどの要因で重傷になるという知見が得られました。それらを防ぐためには、生活習慣病をなくす必要があります。

 

そしてもう一つがリモートワークによる運動不足解消です。

家での仕事は思った以上に身体を動かしません。そこで、通勤時間の分を運動時間にあててリフレッシュするライフスタイルが求められます。仕事前ギリギリまでジョギングしても良いし、仕事を終えてすぐに家族で散歩に出かけても良い。

 

自粛期間中は仕事の日も、休みの日も、近所の公園ばかり行きました。

身近な自然のなかで季節を感じながらゆっくり過ごす価値を再発見した人は多いかと思います。芝生のなかでピクニックを楽しみ、昼寝をしたり、木登りをしたり、キャッチボールやバドミントンをしたりする人を多く見かけました。「公園、意外とおもしれー」と言う若者たちの声が印象的でした。屋外でゆったりとコーヒーを飲みながら、パソコンを開いてリモートワークしている人の姿も見かけました。

 

公園や憩いの場所の整備はもっともっとお金をかけて良いと思います。そして、企業はこれからは積極的に健康経営に乗り出して、勤務時間のうち1時間くらいを健康増進時間にあてるべきだと思います。

 

そして、ぎゅうぎゅう詰めになった交通機関で大移動するようなモータリゼーションの時代はついに終わりです。この動きはもう不可逆でしょう。そして、小池さんは「満員電車ゼロ」という公約を見事に達成するわけです。

 

直線的に往復する移動から、身近な場所を回遊する社会へ。

電車やバスではなく、自分の足や身の回りの道具で移動する社会へ。

一人一人の心身の健康が何よりも大事にされる社会へ。

 

個人的にはこれから脱リバウンドに励んでいきます。

 

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