佐渡トライアスロン2019④ スイム
今回も相変わらずのギリギリボーイ、バタバタボーイぶりを発揮しました。
前日の選手受付。
終了の数十秒前に滑りこみセーフでした。両津からバイク自走で行ったら思いのほか遠い。40分くらいかかりました。危なかった。佐渡トライアスロンは結構、時間にシビアですのでお気をつけ下さい。半日かけて佐渡までたどり着いたのに間に合わなかったら、ほんまに洒落になりません。ネタにはなりますが。
さらにレース当日。
この日も体育館のトイレで長らく待たされて、気がつけばスイムチェックイン締め切り時刻が迫っている。ドタバタしながらバイクセッティングを済ませたら、ウエットスーツを抱えて走り出し、数十秒前に駆け込みセーフでした。朝からトランジッション並みの慌ただしさでした。むしろトランジッションよりも息が上がってたくらいです。
スイムの会場は佐渡島の中央の西海岸にあるビーチ。
午前6時。スタートの号砲。
さあ、長い長い一日の始まりです。ゆっくり歩きながら入水して遠浅の海をしばらくはドルフィンスイムします。水温はややぬるいくらいで快適な感じ。水は数日前の雨の影響で濁り気味です。
さて、スイムは4kmです。
練習でも「煩悩スイム」のときくらいしか泳がないスペシャルな距離です。とにかく長いです。第一ブイまで900m。泳いでも泳いでも近づいてこない。さらに港内ではなく防波堤もないので日本海の波とうねりがザブンザブンとやってきます。正面から波を受ける度に身体が浮き上がりします。そして急下降する。また、横方向からも波を受けると藻屑のように揺さぶられます。おかげでオレンジのブイに顔面を強打しました。結構な固さでゴーグルがめりこんで鼻頭がジーンと痺れます。
そんな大変なコンディションではあちましたが、個人的にはこういうの案外と好きです。元々、水球出身ですので荒波やぶつかることへの抵抗感はありません。波頭のタイミングでヘッドアップすれば、逆に前も見やすく呼吸もしやすくて助かります。何より泳いでいて飽きないのが良いです。
そして、この日ばかりは普段は嫌いなウエットスーツに助けられました。ブイにぶつかってもケガを気にせずに済みました。
でも、来年以降はやっぱりウエット義務は無くして欲しいですね。やっぱり泳いでいて暑さでやられますし、首はウエットずれで痛いし、胸が締め付けられて逆にパニックを感じることすらあります。
レースに戻りましょう。
練習を積めていないので楽に泳げるペースを守ります。「アワテズ、ガンバラズ、でも、アキラメナイ」。この言葉をテーマに淡々と泳ぎ続けました。
往路はアクティブに波乗りを楽しみ、復路は朝焼けの空と海を拝みながらマインドフルネスな気分に浸りながら泳ぎました。岸に近づくとは再び遠浅の海で身体を斜めにしながら潜っては、起き上がり、再び身体を投げ出す。この行為もヨガ太陽礼拝のようで癒されます。
2周回を終えてスイムアップ。時計を見ると1時間15分くらいで、100mあたり1分40秒のペース。想定よりは大幅に遅いタイムでした。とりあえず泳ぎ切れたことにホッとしましたが、50位〜70位くらいと予想。
ところが後になって知ったのですが、まさかの10位台でスイムアップしていてビックリ。みなさん、波とうねりに難儀していて相対的に順位が上がっていたようです。スイムは二重丸で終了。
しかし、バイクでは何度も地獄を見ることになります。つづく。
写真はサドテレビさんの中継から。