晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

靴ずれ、股ずれ、脇ずれ

記録的な酷暑の夏も終わり、ようやく涼しくなってきたので、冬のマラソンに向けて練習を開始しました。毎年のことですがこの時期はもがいています。ビックリするくらい走れない。10キロも走れば息が上がり、お尻は鉄板のように張り、ヒザはガクガクで、こんな状態でフルマラソンを走りきれるのかと絶望的に思う。

特にこの夏は、仕事と生活の変化があり、時間を作る精神的な余裕がありませんでした。

それに加えて、歳を重ねるごとに体力は想像以上に落ちていて身体がギシギシいっている。錆びて油が切れてチェーンが伸びきった重たい自転車のよう。この年になってもう伸び代もないのに頑張る意味なんかあるんだろうか?毎年、1分ずつタイムは伸びているけれど、一年間で2000kmくらい走りこんでようやく1分。効果、実利を求めたら、あまりに報われない。

 

それより何より身体が動かない現実に向き合うのが嫌なので、やらない理由ばかり考えている。言い訳はいくつも思いつく。仕事、育児、家事、読書、天気など自分を気持ち良く納得させる経験値だけは年々、磨きがかかっている。ビールを飲んでしまったら、おしまい。怠惰の海にまったり沈んでいく。

 

朝起きたら夜に先送りして、夜になったら別の理由を見つけて翌朝に先送りする繰り返し。あっという間に1週間が経ってしまう。次の1週間はさらに早く過ぎる。後悔の度合いは日が進むにつれて薄まっていく。

 

毎日、ちゃんと継続して練習できる人をほんま尊敬する。このブログでレースに関するエントリだけを見ると、頑張ってキラキラしている人のように見えるかもしれないがとんでもない。基本的には怠惰と億劫と気の抜けたビールのような感じ。

 

それでも、ようやく走り始めた(例年より遅いが)。足の甲や裏、太もも、背中に肉があまってタプタプいってる。たるんだ肉と皮膚が擦れ合い、靴ずれ、股ずれ、脇ずれが痛い。特に股はランパンが擦れて皮膚が赤くなり、血が滲んでヒリヒリする。

ここから始まる。この痛みがなくなる頃、走れるようになっていることを願って。

 

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