晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

煩悩払拭スイム

2017年も最後の日を迎えました。

今日で仕事納め。今年も課題である弱点を克服できず、もがき苦しむ一年でした。「終わり良ければ全て良し」ですが、「終わり悪くて最後も締まらない」鬱屈した一年でした。

 

そうした気持ちを洗い流そうと、クリスマスイブの日、NSIトライアスロンクラブが主催する煩悩払拭スイムに参加しました。

 

1分25秒サークルで108本。50m、75m、100mとレベル別にコースに分かれて泳ぎます。初めての参加でしたが、さすがはトライアスロンの名門クラブです。クリスマスイブにもかかわらず奇特なトライアスリートやスイマー50人ほどがプールに集まり活気に溢れていました。

 

私は75mのコースに参加。1コースあたり7人。みなさん、初めましての方々ばかりです。36本おきに10分くらいの休憩を挟んで3セット、およそ3時間の狂想曲です。

 

1セット目。今年も相変わらずの練習不足なので、ゆっくり、のんびりと先頭で泳ぎ始めます。ところが、2泳のスイマーの女の子が元気で、追い込みをかけてくれ、足をペタペタと触ってきます。「ごめんなさい。ワザとじゃないんです」と言ってくれるのですが、頑張らないわけにいきません。結局、75mを60秒くらいで泳ぐ羽目になります。これから3時間くらいの長丁場なのに...。マラソンのスタートでいきなりダッシュするようなものです。案の定、20本くらいでへばったので先頭交代をお願いしました。

 

1セット目ですでに腕が上がらなくなり疲労困憊。完全にオーバーペース。そして、2セット目。プールにこもる塩素が辛くて、息ができなくなる。昔から喉が弱く、「炭鉱のカナリア」のように真っ先にキツくなる。いつ止めようか、いつ止めようかと泣きが入る。

 

NSIを主宰する西内洋行さんが「やめる理由はいくつもあるよ」と参加者たちに声をかけます。そう、やめる理由はいくつもある。でも、そういう風に言われると、逆に気持ちが立ち上がる。

 

3セット目。休憩時間に咳き込み、周りにリタイア宣言していたが、プールに入り直す。幸い空調も良くなり、108本を泳ぎきる。ホンマ、諦めなくて良かった。3時間で8100m、最後まで泳ぎ切って良かった。名前も知らない仲間たちと重たくなった腕で握手を交わして、喜びの疲れを噛みしめる。

 

やめる理由はいくつもある。でも、逃げずにやり続ければ、何かしら道が拓ける。けっして頑張り過ぎなくて良い。辛ければ仲間が作った水の流れに乗っかれば良いのだ。

 

今年もしんどい年だった。やめる理由はいくつもあった。でも、とりあえずはやり続けた。

 

今年の練習記録

スイム144km。バイク598km、ラン1848km。

 

みなさん、良いお年を。

 

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