晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

釜石へ①「人生は生モン」

もう三週間も前になる東北旅行記を書きます。一泊二日で滞在時間は24時間に満たない弾丸旅行でしたが充実した旅でした。

 

9月2日(土)まだまだ陽射しは強く暑い大阪。三陸海岸、釜石へ向かいました。翌日にあるトライアスロン大会に参加するためです。

 

実は直前まで行くかどうか迷っていました。一つ目の理由は、小笠原諸島にあった台風の影響で太平洋側は波が高く、予報では波の高さ5m。トライアスロンの大会は開催されてもスイム中止の可能性は大でした。もう一つの理由は直前まで仕事が忙しく、移動するエネルギーが湧いてきませんでした。わざわざ高いコストをかけて行くべきなのかと気持ちが萎えていました。

 

マイルで取っていた飛行機の予約は出発日の前日にキャンセルしました。そして、迎えた大会前日の土曜日。9割方、家でゆっくりしようと思っていました。やや寝坊して起きて、エネルギーを消費して、大会への気持ちを落ち着けようと、とりあえず走りに出かけます。しかし、走っているうちに、逆に身体が覚醒してレースへの情熱に火が灯ります。次にその火を消し去ろうとプールへ行きます。ラン10kmとスイム1km。身体は疲れましたが、どうやら気持ちは満足していません。

 

よっしゃ、そんなら行こうやないか。

うだうだしていた決心が固まりました。

 

トライアスロン用バッグに必要な荷物をとりあえず詰め込んで、大会で使う自転車に跨って急いで自宅を出発します。マイルはキャンセルしていたので、まずは大阪駅前ビルの金券ショップで株主優待券を購入。

 

そして、空港に行く前に寄るところがあります。入院しているトライアスロン仲間のお見舞いです。友人二人と尼崎の病院で待ち合わせ、事故から2カ月以上経つ仲間に会いました。かける言葉が見つかりませんが、少しでも刺激になればと話かけます。私たち以外にも女性グループの先客があり、お見舞いに来ていました。病室には千羽鶴やタスキなどたくさんのお見舞いの品が全国各地から届いていました。それだけ多くの人に慕われ、みんなが心配して、回復を待っています。がんばれ。

 

ヘルメットをかぶり直して空港へ。花巻行き最終便に乗ります。行けるときに行く。今できることをやる。しっかり生きることが大事。

 

今朝のNHKの「インタビューここから」という番組でジャズシンガーの綾戸智恵さんが語っていました。

「先延ばしはあかん!今日やることすべて生モンやと思って。明日、食べよう思てたら…腐んで」

迷ったり、気持ちが萎えたりしたときは、この言葉を思い出すことにしよう。

 

午後5時すぎ、日没が早くなり夕暮れが近づく空に向けて、花巻行きのJAL最終便がテイクオフ。

 

つづく。

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