晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

大阪城トライアスロン「お堀でスイム」

梅雨真っ盛りの曇天のなか、いざ、全国から武者が集う‘大阪’夏の陣へ。6月25日、第1回大阪城トライアスロン、スタンダードの部(オリンピックディスタンス)に出場しました。

 

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キャッチフレーズは世界初のお堀で泳ぐ大会。個人的にも当然、初体験で心踊らせながら入水します。

せーの、ジャポン!

 

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ゴーグルの先の視程は緑一色。ほぼ何も見えません。匂いはほんのり青臭く、藻の味わいでした。塩素を撒き忘れて放置したプールのような感じです。水泳部出身の人なら分かるでしょうか?

結論としては、注目の「お堀でスイム」はそれなりに濁っているけれど案外きれい。十分、泳げる環境です。

対岸では、好奇心からか、疲れからか、石垣につかまっている人がいました。黒いウエットスーツを着ていますので、まるで城に侵入せんとする忍のような光景で面白かったです。ちなみに下の写真は自分たちのエイジグループ。お堀に浮いた黄色キャップのグループはアヒルの子ども大集合のようですね。

 

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午前8時20分。スイム1.5kmスタート。トライアスロンのスイムスタート直後は「バトル」と名付けられるほど激しくぶつかり合います。今回はカテゴリーごとに分かれてのウエーブスタートだったのでバトルは少なかったです。

また、海と違って静水だから泳ぎやすくブイも見つけやすい。泳ぎながらお堀沿いで応援してくれる友人たちの姿も見つけられました。声援もしっかり聞こえるくらいの近さです。

それこそお堀は巨大プールのようなもので、お堀沿いはプールサイド。ここまでスイムを間近に見られるトライアスロン大会はないでしょう。

 

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バイクは39.6km。大阪城公園やJR環状線沿いの道を9周回します。急カーブや段差が連続するトリッキーなコースです。個人的にはこういうテクニカルなコースは緊張感が連続して飽きないので大好きです。どういうラインでカーブを攻めるか、どこまでバイクを倒せるか、雨で濡れた路面や周りの状況を見極めながらコーナリングを判断します。

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ただ、案の定、数多くの落車が発生。目の前でもスコーン、スコーンとカーリングのストーンのように選手が次々と滑っては衝突していました。

また、今回のコースは、カーブなど減速箇所が多いために脚力の差が現れにくいのが特徴でした。これは、バイク練習をほとんどしていない身としては助かりました(バイクの強い方はフラストレーションがたまったかもしれませんが)。

 

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また、JR大阪環状線と並走する区間は面白かったです。乗客の方々も楽しんでくれたのではないでしょうか?もし大阪ビジネスパークのビル群の中までコースを設計できれば、大都市、大阪の洗練された雰囲気が味わえてなお良かったと思います。

 

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ランは大阪城公園内を10km。一部区間を4周回します。普段見慣れていることもあるがやや単調なコース。普段の練習を思い出しながら、淡々と距離を刻みます。コースを桜門まで伸ばせば、途中に激坂もあり、天守閣も間近に見えて、かなり感動的なコースになったと思います。次回はぜひ、検討してほしいです。

 

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フィニッシュ地点では、華やかな演出の音楽やマイクパフォーマンスが盛り上げてくれて格好良かった。ただ、個人的にはもっと大阪色を出しても良かったと思う。SHINGO★西成さんの「大阪アップ」とか、ウルフルズの「大阪ストラット」とか合うと思うんだよね。大阪をばんばんアピールできますし。

 

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また、沿道の応援にはたくさんの元気をもらいました。雨でなければ、一般の観光客も含めてもっと大勢の人が観戦したと思います。大阪マラソンのように勝手連的な応援隊があちこちで自然発生したら一つの文化になりますね。

 

ということで大阪城トライアスロンの成績ですが練習不足の割には力を発揮できました。きっとレースが面白かったので、疲れを吹き飛ばしてくれたのでしょう。注目の大会だったので全国からたくさんの強豪アスリートが出場。ハイレベルでしたが年代別ポイントも獲得できました。

 

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それにしても太閤さんはどう思うているやろうね。「けったいなことしているけれど、なんや面白いのう」なんて言っているかな。太平の世の中があってこそ、こんな酔狂なイベントもできるわけです。

こうした場を用意してくれた運営のみなさん、応援のみなさん、本当にお疲れ様でした。とても面白くてエキサイティングな大会でした。

おおきに!

 

なお、ふだんは水遊び禁止ですよ。

 

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