晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

大阪城にトライアスロンがやってくる

とてもエキサイティングなニュースが飛び込んできました。2017年6月25日(日)に大阪城トライアスロンの開催が決まりました。2012年から行われてきた舞洲大会の後継となるそうです。舞洲と同じ距離設定であれば、エリートはスプリントディスタンス(S750m、B20km、R5km)で、エイジはオリンピックディスタンス(S1500m、B40km、R10km)で争われることになります。

 

大阪城トライアスロンは話題性、都市型大会としての集客力など、コースロケーションは最高だと思います。

注目は大阪城外堀でのスイム。水質が心配されていますが、個人的にはそれほど気にしていません。舞洲トライアスロンよりは遥かにましだと思います。以前、舞洲で泳いだ時はぶったまげました。茶色く濁って透明度ゼロ、ドブのような匂いがあり、いろいろな浮遊物があり、まるで味噌汁の中を泳いでいるようでした。舞洲は面白い大会でしたが、いかんせん人間が泳ぐ環境ではなかったと思います。それに比べれば、藻が生えているくらい、かわいいものです。

 

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バイクは大阪ビジネスパークを走ります。高層ビル群が並び、整然とした道に街路樹が茂っています。日差しが遮られて気持ちの良いコースになりそうです。ただ、一周4kmという短い距離が気になります。フラットでカーブが多いコースになると、エリートのドラフティングレースでは選手の力の差が出にくく集団走になってしいます。

また、エイジのクラスでは10周回も同じところをグルグルと走るのでしょうか?バイクは繊細な競技で、選手同士の阿吽の呼吸が重要になってきます。ツール・ド・フランスのような競技であれだけバイクが接近して走っていても事故が起きないのは(たまに大落車がありますが)、選手たちの間にスキルとルールがあるからです。様々なレベルの選手が同じコース上を走って、かつ分散されないと大混乱をきたさないか心配です。

 

大阪城公園のランは最高です。6月下旬は湿気が大変だと思いますが、天守閣を見上げながら、豊かな緑の中を走るのは特別です。そして、大阪城公園はもともと大勢のランナーが練習をしているところ。それに加えて、外国人観光客を含め、ふだんから大勢の観光客がつめかけているのでギャラリーは盛り上がるでしょう。

 

最後に大会の演出について。都市型大会のロケーションを活かして、観客を飽きさせない運営を期待します。大事にしたいのは映像と音響です。スイム、バイク、ランは臨場感のある中継映像を大型モニターに映し出してほしいです。スイムボードにつけたカメラや、バイクの車載カメラで(JTUのレギュレーションで許されるのか分かりませんが)、選手に近い視点を見せてほしいです。

それに加えて、ロック、メロコアユーロビートなどアップテンポな音楽で会場を盛り上げ、選手の気持ちもUPさせます。この音楽できたか!という意外性が出ると面白くなるでしょう。選手の激しい息遣いもマイクで聴いてみたいです。

 

これまで、自然との対話という点でトライアスロンの魅力を感じていましたが、都市型大会としてどんなレースが繰り広げられるのか、今から楽しみです。

 

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