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晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

【神戸マラソン】ラストまで黄色い手袋

マラソン

第6回神戸マラソンを走ってきました。11月も下旬とは思えない蒸し暑い天気でした。スタートの午前9時の神戸市の気温は17度9分、湿度はなんと94%!最高気温は21度。去年の神戸マラソンと同じようなコンディションです。そして、去年は暑さにやられて敢え無く30kmで撃チンしたのでした。

harehashire.hatenablog.jp

去年は30kmまでは素晴らしいレースができました。しかし、そこで脚が売り切れてしまってからは苦行でした。35kmすぎにポートアイランドとを結ぶ高架の自動車専用道路「浜手バイパス」があります。神戸マラソンのシンボルであり、レースのハイライトなのですが、楽しむ余裕はなく情けない走りでした。そこで、今年のレースプランです。「浜手バイパス」を存分に楽しむために30kmまで温存、そこから頑張ることにしました。

 

スタート直後から抑え気味にレースを展開します。前回の大阪マラソンのときと同じく無理をしません。しかし、異常なくらい蒸し暑かったこの日はそれでも汗をかき始めます。「汗バロメーター理論」ではしっとりOK、じっとり危険。ところが、じっとりどころか玉のような汗をダラダラとかき始めます。そこで、5km地点で早くもペースを下げて、汗をコントロールします。汗の重要性については、こちらのエントリもご覧ください。

 

harehashire.hatenablog.jp

 無理をしない選択によって10km過ぎの地点で汗はひいてくれました。玉のような汗はなくなり、しっとりと肌を潤す適度な感じです。いったんこの状況に落ちつけば、ある程度ペースを変えても汗は噴き出しません。

レースの中盤までは北海道・旭川から来た知り合いのランナーと一緒に走りました。旭川は2週間前からずっと雪に覆われているそうです。今年の根雪は例年以上に早そうですね。関西に住む自分でさえ暑く感じるのに、気温差20度近くの神戸に来てさぞかし大変だったと思いますが、お互いにお互いを落ち着かせて理想的なペースメークができました。とても快適で気持ちの良い並走でした。

そのおかげかランナーズハイにもなり、たんたんとペースを刻むことができました。きれいにラップがそろいます。まさに自動操縦モードのような感じです。練習不足で心配だった脚もへたれることがなく、30kmを通過。いよいよ「浜手バイパス」の上り坂が現れます。もともと上り坂は嫌いではありません。ギアを入れて一気に駆け上がっていきます。

上り終えると、ポートアイランドに向けてずっと道が伸びています。視線を変えれば六甲山系を背景に神戸の街並みも望めます。防音壁に囲まれた自動車専用高架道路の真ん中を走るのは何ともいえない快感です。そして、この区間ですごく励みになったのが数10mおきに立っている黄色いジャンパーを着た女子学生ボランティアたちの声援です。大きなはつらつとした声が後押ししてくれます。オジサンは娘を見るような感じがしてとても嬉しくなるのです。

神戸大橋を渡り、バイパスを降りればポートアイランドです。まだ、脚は残っています。40kmを過ぎてムチを入れます。ここまで来たら、もう潰れる心配はありません。ムチをバシバシ入れてまくっていきます。最後のコーナーを曲がって、フィニッシュまでの500mほどのストレートはフォレスト・ガンプのように一直線にぶっ飛ばしました。何人もの選手を抜いて、最後は胸を突き出して、もう一人ランナーをかわしてフィニッシュ。捉えられる選手は全部捕まえ、ラスト2.195kmはこれまでの全レースのなかでベストラップ!フィニッシュタイムも前回の大阪マラソン、去年の神戸マラソンを上回り、気象コンディションを考えるとまずまずの結果でした。

最後に今回のレースでの小さなこだわりを一つ。スタートからラストまで黄色い手袋をつけて走りました。この手袋はスタート時に両手を高く掲げて、復興を象徴するひまわりを表わすためのものです。2万人のランナーが一斉に空に手袋をかざす様子は圧巻です。

www.asahi.com

ただ、多くの手袋はスタート後に沿道に捨てられてしまいます。そこで、やや意地になって外さずに走ることにしました。捨てられてしまうものをセレモニーのためだけに配ることはどうなのかと大会運営についても考えます。

いざ、手袋をつけて走ってみると、復興への感謝や希望の気持ちを幾ばくかでも感じられて良かったです。自己満足と言われるかもしれませんが、何かの制限を自分に課してやり遂げることで、何かへの思いを心につなぎとめることができると思います。汗とスポーツドリンクとバナナが染み渡り、ややくすんで何とも言えない色あいになった黄色の手袋は今回の勲章の一つです。

 

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