晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

【別大マラソン】SUB3の祭典

第65回別府大分毎日マラソンに出場しました。

この大会はあることで国内1番の大会です。

 

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答えはSUB3(3時間未満で走ること)ランナーの人数です。今年のSUB3達成者はなんと1209人。東京マラソンを含め国内のどの大会よりも多い人数です。おそらく世界でも有数のレベルではないでしょうか?今年のエントリー数は3915人なので1/3近くの選手が3時間を切って走っています。

 

ちなみに2時間59分台の選手が88人。この時間帯は他のタイムより圧倒的に多く、必死にもがいてSUB3を達成したことがうかがえます。何人かの選手はフィニッシュ後に前のめりに倒れこんでいました。また、3時間00分00秒の選手が3人もいます。それはそれは凄まじいデッドヒートだったのではと思います。もし初めてのSUB3を狙っていたとしたら...その悔しさたるや。

 

レース中の雰囲気はどんな感じでしょう?

 

通常の大会では3時間を切るレベルですと徐々に選手はばらけていきます。ところが、別大マラソンはどこまでいっても集団走です。大勢でペース走をしているような状態です。水族館でよく見かける、大群で泳ぐイワシのような感じです。そして、イワシの集団は個々の力を合わせることで水流を作ります。この流れのおかげで楽に走れます。

この大会ではつくづく集団の力を実感します。選手たちはお互いにライバルというよりは仲間という意識が強くあります(上位グループは違うと思いますが)。また、海沿いを走る別大国道は風が強いのですが、集団で走ればそれほど苦になりません。集団の中に入ってしまえば、エアーポケットに入ったような感じで、空気が暖かく感じます。また、どこまで行ってもランナーでいっぱいなので、その集団が自分のペースに合わないと思えば無理してついていかず、前後の集団にぴょんと乗り移ることも可能です。

 

集団の力によって別大マラソンでは普段以上の力が発揮されます。去年は仕事などで忙しく、レース前の3か月で月間100kmしか走っておらず、練習ではキロ4分30秒ペースでも息が上がって辛く感じていました。本番では4分30秒ペースで何とか最後まで粘ろうとレースプランを描いていました。ところがビックリ、レースでは脚が売切れることなくSUB3を達成。恐るべし別大マジックです。今年は去年より、練習を積んで良いコンディションで臨みました。そして、結果は想定以上に良い成績でした。それもこれも周りで一緒に走って集団の力を形成してくれた名も知らぬ全国のランナーたちのおかげです。

 

ちなみに、エイドステーションにバナナなどはありません。スポーツドリンクか水だけです。なので、補給食を忘れるとけっこうピンチです。今回はいつもの半分、2つしかジェルを持っていなかったので、レース中はガス欠が心配でハラハラドキドキでした。

さて、先ほどは集団走の効果について述べましたが、この大会では後半、急激にペースダウンしたり歩いたりしているランナーが多いのも特徴です。別大マラソンを勝負レースに位置づけ、ベストを狙って果敢なペースで挑んだ結果です。抜き去るときは無言で敬意を表します。

 

別大マラソンには全国から競技者が集まります。北海道からも沖縄からも友人が参加する特別な大会です。SUB3前後の市民ランナーの多くは、2時間40分以内が標準記録の福岡国際マラソンには手が届きません。自分もたとえ残りの人生をマラソンに捧げたとしても難しいと思います(当然、そんなことはできません)。そして、びわ湖毎日マラソンはさらにレベルが上で、ほぼ実業団選手の戦いになります。

そうしたなか、僕らには別大マラソンがある。ここには市民マラソンとも、エリートランナーの大会とも違う、そこそこの選手たちがプライドを持って凌ぎを削るニッチでコアな魅力があります。

 

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