晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

師走の夜を走る

イルミネーションが綺麗な季節ですね。

大阪・御堂筋の灯りはイチョウの黄色を明るく照らしていて、中之島公会堂ではプロジェクションマッピングが催され、大勢の人で賑わっています。

 

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街中を走るナイトランが楽しいです。

理由その1。夜の街は昼とは違う表情が見られます。思わぬところに灯りがついていて、普段、目につかないお店を見つけます。こんなところに雑貨屋、こんなところにダンススタジオといろいろな発見があります。デパートのショーウインドウでは、デザイナーさんが新たな飾り付けを行っています。大勢の作業員たちが、夜の間に改装工事を終えるために機材を運び入れています。辻ごとに若者アーティストたちが路上ライブを行って、忘年会帰りの酔客が愉しそうに歩いています。誰も走っている自分に気を留めません。歳末の賑わいの中で、自分だけが透明になったかのような感覚がたまらなく好きですね。

 

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理由その2。夜に走ると昼間よりも速く走っているように感じられます。これは、暗さによって視野が狭くなることが関係しているようです。夜は日中に比べると近くにあるものしか見えないので、景色があっという間に通り過ぎていきます。プールで泳ぐときも同じような感じがありますね。フィットネスクラブの25mで浅いプールだと速く泳いでいるように錯覚しますが、大会が行われるような水深2m以上の50mプールで泳ぐと途端に進んでいないように感じます。音も関係していると思います。静かななかで、自分の足音がリズムよく聞こえる。地面をしっかり蹴っている感じがして、速く進んでいるように意識するのだと思います。

 

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理由その3。仕事で火照った頭を冷やしてくれます。頬に冷たい空気を受けると一日の疲れがすーっと引いていきます。気持ちの悪い疲れが、気持ちの良い疲れに変換されていきます。ごちゃごちゃになった頭の中が、夜風にあたって走っているうちに整理されていくようです。

 

たまに、自分と同じように夜の街を走っている人に巡り合います。以前、別の場所ですが、深夜2時ごろにどうしても走りたくなって、街中を走っていたときにランナーとすれ違ったときは妙な親近感を覚えました。どんな時間でもランナーはいるものです。ただ、女性のナイトランは危険もありますので慎重に行ってくださいね。

 

御堂筋のイルミネーションは1月17日まで、中之島公会堂プロジェクションマッピングは12月25日までです。

 

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