新島トライアスロン2019④ パーティ
新島トライアスロン競技終了後には中学校の体育館で表彰パーティが開かれました。島の方々にとっては土曜日の夜に準備に運営と大変だったことと思いますが、おもてなしに本当に感謝しています。
テーブルの上には食べきれないほどご馳走が並んでいました。新鮮な海産物も美味しかったのですが、温かい「たたき汁」が何よりも胃袋に染み渡りました。「たたき汁」とはムロアジをたたいて、すり身にしてつみれ状にしたもの。
あっさりした風味とほどほどに弾力のあるつみれ。レース後はお腹が空いているけれど内臓も疲れている。そんなとき、こういう優しい味わいに癒やされます。おかわりすると鍋からよそおってくれるお母さん方が喜んでくれるので、嬉しくなって何度もおかわりをしてしまいました。
お酒はというと、ビールから早々に島特産の芋焼酎「嶋自慢」に切り替えてガツンと酔いが回ります。こちらもおかわりすると喜んで注いでくれるので、つい嬉しくなって何度もおわかわりして夜は更けていきます。
途中、子ども達のフラダンスがステージで催されました。波がたゆたうようなゆったりとしたダンスを踊ってくれました。小さい子から大きい子まで体格は様々であり、そのアンバランスさが大小の打ち寄せる波のようでした。一生懸命、練習したんだろうなと感じさせる、すてきなダンスでした。
ステージに近いところで鑑賞したのですが、最前列には選手ではなく、大会ボランティアのＴシャツを着た方たちが一生懸命撮影しています。フラガールたちの家族です。
その姿を見たとき涙が出そうになりました。ステージにいる、この子たちの後ろには一生懸命育てて応援している母や父、祖父母など家族がいるんだなと。そうした島の暮らしがあるんだなと。そんな方々の支えによって、島の大会やこのパーティが成り立っているんだなと。
子を持つパパとしては涙腺が崩壊しそうになりながら拍手を送りました。最近、お酒が入ると涙脆くなります。そんな年です。
この子たちに幸あれ。
