晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

おきなわマラソン2019① ケチったらアカン

10年以上ぶりに、おきなわマラソンに出場しました。ちょっとした珍道中になったので記しておきます。

 

宿泊は那覇にして、当日朝にバスで泡瀬の運動公園まで移動することにしたのですが、牧志駅のバス停に行くと立派なリムジンバスが止まっています。席はガラガラで、スタッフの方に運賃を聞くと1500円とのこと。

シートはゆったり、ふかふかで快適そうです。そのまま乗れば良かったのに、ここでなぜか「高い!」と思ってしまったわけです。事前に調べた路線バスの運賃は確か890円。少し迷った挙句、600円をケチって路線バスを待つことにしました。

 

リムジンバスが出発した後、数分遅れで路線バスがやってきました。が、バスの外観を観て嫌な予感。車内はすでに満席で、立っている人も大勢います。しまった...。たった600円をケチったために1時間も立たなくてはならんのか!

 

その後、バス停に止まるごとに次々とランナーが乗ってきます。路線バスだから停留所もたくさんあり、その度に増えるわ増えるわ。すさまじい密度になってきました。身体を捻りながら必死につり革に掴まり、停車や発進の度に踏ん張って姿勢を保たなければいけません。3つ目のバス停で早くも後悔マックス。リムジンバスに乗っていればと思いますが、もはや後の祭りです。

 

バスはみるみるうちに山手線の通勤電車のごとき状態に。よもや沖縄のローカルバスで経験するとは思ってもみませんでした。

 

人いきれで窓ガラスは曇り、バスは外が全く見えない密室状態に陥ります。加えてオッサン臭が満ち満ちていて、気持ち悪くなってくる。誰か知らんが、すごく汗臭いやつがおるし...。つい1時間前の自分の浅はかな選択を呪いました。もし、今、リムジンバスに乗せてくれるなら3000円くらい払っても良いと思ったくらいです。

 

そうこうして、心身ともに疲弊した状態で競技場に到着。レースはすでに負け確定です。

 

スタート直後から身体全体が怠い。10km過ぎの勝連の坂では脚が重くて、心拍数が跳ね上がります。その後もひたすら続くアップダウンで脚が削られていきます。

 

前半で見事に脚は売り切れ、心も折れてしまいました。後半は情け無いことに坂道の途中で2度ほど歩かせて頂きました。そして、ベストタイムから10分ほど遅くフィニッシュ。

 

最近は高速コースばかり走っていたのも、脚に頑強さと粘り強さがなかった要因だと思います。でも、一番の敗因はリムジンバスの運賃をケチったことでしょう。なぜ、600円程度を出し惜しんだのか。

 

教訓。

大事なときにケチったらアカン。

 

 

那覇に到着してお腹を空かせていたので、焼き鳥屋で浮いた600円を使って山賊焼きなるものを買って食べました。これは最高に美味かったのが、せめてもの救いです。

 

来年以降、おきなわマラソンに参加の皆さまにおいてはリムジンバスを予約することを心からオススメします。大会関係者ももっと公式HPでリムジンバスを勧めて頂けたら幸いです。

 

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