晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

別大マラソン2018②雪と風の別大国道

第67回別府大分毎日マラソン当日の朝はまさかの雪。しかも風が強くて吹雪いています。更衣室のテントは風に煽られて膨らんではバッサバサと大きな音を立てていました。

 

思わぬ雪景色と風。ちょうど前日に「アナと雪の女王」のDVDを娘と観たばかりだったので、本日の脳内パワープレイは「Let it go」に決めました。

「何も怖くない。風よ吹け。少しも寒くないわ♫(キリッ)」とリフレインしましたが、寒いものは寒かったです。スタート時の気温は4度で風が吹き荒れているんですもん。

 

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ということで、今年の別大は「風のマラソン」でした。海沿いを走るため風はいつも強いのですが、例年以上に吹き荒れていました。風は多少巻いていますが、基本的には北風です。

スタートして別府の折り返し10km地点までは向かい風。ただ、別大では同じレベルのランナーたちが巨大な集団走で進むので、集団の中に入ってしまえば風の影響は感じません。ただ、集団から出るとすぐに風に弄ばれます。そのため前の人がコースを変えると後ろにその動きが連鎖反応で伝わっていきます。

 

10kmで折り返すと追い風に変わりました。この風が予想以上に凄かった。背中をガンガン押してくれます。普通は風が強いときでも、走ると無風に感じる程度です。それなのに背中を押される。背中に羽根が生えたんちゃうかと思いました。

 

10kmから25kmまでの別大国道は快速特急。おかげで中間点は設定タイムを1分以上上回って通過。

大分の街中に入っても追い風中心。しかし、ここで追い風故の誤算が。追い風をいっぱい受けて速いペースで走ったことで、筋肉にダメージが蓄積されています。このあたりから早くも歩いているランナーが現れ始めます。飛ばし過ぎて筋肉や筋を痛めてしまったのでしょう。招待参加のエリートランナーの姿もありました。

 

恐るべし追い風。自分もお尻の筋肉が強張っています。ジェルで補給をしても回復しない。他人事ではありません。こりゃ、まずい。

 

そうして迎えた35kmの2回目の折り返し地点。

追い風は向かい風に。いきなり強烈なブローを喰らいます。これまで頼りにしていた呂布が寝返ったかのような衝撃です。

 

ペースは1kmあたり軽く20秒は落ちます。前半の貯金が減るわ減るわ、みるみる無くなっていきます。

 

エイドステーションのボランティアスタッフが風に吹き飛ばされないよう一生懸命にコップを抑えている姿が印象的でした。こちらは気流の中に入った飛行機のように揉みくちゃにされながら、ヨレヨレの低空飛行になり何とか競技場へ。

 

寒波到来で吹き荒れる風に翻弄されまくり、目標の2時間45分切りはできませんでした。が、去年の別大で出したベストタイムは何とか更新できました。

 

別大マラソンでは毎年、地味にですが1分くらいずつタイムを更新しています。このペースで続ければ、40年後くらいにはオリンピックを狙えそうです(笑)。

 

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