晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

なにわの腹筋女王様

大阪国際女子マラソン松田瑞生選手が2時間22分台の好タイムで優勝しました。

 

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テレビ中継に映し出される、キレのある力強い走りが印象的でした。字幕スーパーでは「なにわの腹筋女王」。安藤選手と前田選手と3人で争っているときは、「現役最速VS腹筋女王VS天満屋エース候補」の並びのアンバランス感に笑ってしまいました。大阪では人と違う個性が大事にされ、ネタになってナンボ。大阪人の松田選手もそんな心持ちだと思いますが、あまりにキャラ設定が個性的で大好きになりました。

 

それだけ腹筋オシなわけですが、太ももの筋肉の造形的な美しさを見ると、しなやかに割れた腹筋も想像できます。体幹が強く、軸がブレないので、空気を切り開くように前に進んで行きます。有森さんが「ナタのような走り」と表現したのが、良く雰囲気をとらえています。

 

松田選手は上体が後傾してしまうので、腹筋強化に取り組んでいるそうです。自分も素人レベルながら、同じようなクセがあるので分かります。後傾するのは、太ももの筋肉が相対的に強すぎるのが原因かもしれません。

 

30km過ぎから一人旅。最後まで体幹はブレず、腕を胸にくっつけて、前に前にと牽引していました。食いしばっている表情を見て、しんどいところで、さらに粘れる選手なのだろうなと感じました。走りもレースに臨むスタイルもカッコ良くて、ほれぼれとしました。

 

大きな刺激を受けて、夜、ひと気のなくなった大阪城公園を走ります。テーマはもちろん腹筋。自分も以前から、腹筋、特に体側部の筋肉こそ走りに重要だと感じていました。メインは腹筋で脚は付属品というのが持論です。

一歩進むごとに、着地するごとに、脇腹の腹筋をグッグっと使います。また、ある程度の心拍数に上げると呼吸をするための腹筋や横隔膜も必要になります。

歩数と腹筋を使う回数は同じなので数えてみました。1分で180回。フルマラソンに換算すると40000!そりゃあ、腹筋が大切なはずです。

 

腹筋の大切さを、腹に落として感じながら、良い練習をすることができました。

そして、大会に出場していた友人が2時間45分でベストを更新。この頑張りと飛躍にも大きな刺激をもらいました。今週末に控えた別大マラソンのペース設定も決まりました。

 

腹筋女様とベスト更新した友人に攻めてチャレンジするカッコ良さを教わりました。去年の肉離れで練習プランは大きく狂いましたが、今月は人生初の月間300km超えも達成。ある程度は踏み込みました。

 

大阪ハーフと大阪国際女子の打ち上げに参加して、タコ焼きや粉もん尽くしで早めのカーボローディングをしながら、今週末のレースのワクワクが高まるのでした。

 

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