晴れ時々走れ

マラソン、トライアスロン、人生について

久米島トライアスロン2017①嵐のなか移動

久米島にやってきました。

先月の宮古島トライアスロンに仕事の都合で出られなかったので、そのエネルギーをぶつける場所として久米島トライアスロンに出場することにしました。

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旅行の出発はいつも気持ちが晴れ晴れとせず、梅雨どきの天気のようにぐずつきます。我ながらつくづく社畜根性だなと思います。休みの日であっても自宅から50km以上の距離を出かけると不安になり、飛行機に乗って沖縄まで行こうものなら罪悪感すら感じてしまいます。

 

そうこうして、那覇に到着すると湿度たっぷりの空気が歓迎してくれました。むちゃっとした空気がまとわりつきちょっと移動するだけで汗だく。パンツがびたりとお尻に貼り付きます。一泊して翌朝の天気は荒れ模様。前が見えないくらいの叩きつける雨です。

 

久米島まではフェリーで移動。こんな嵐のような天候でも出航することにテンションが高まります。旅は非日常が発生するほど面白いですね。旅先のトラブルはスパイス。

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ちなみに飛行機の久米島便は欠航や遅延が多数発生して大変な状況でした。トライアスロン大会の運営スタッフが足留めとなり、大会開催も危ぶまれたそうです。その後の便も満席で振り替えできない状況でしたが、JTAが臨時便を運行してくれて何とかなったとのこと。臨機応変で迅速な対応が素晴らしいです!

 

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さて、フェリーはうねりのある波に揺られながら、4時間あまりのんびりとした旅路です。飛行機と違い、地元の人たちの生活が垣間見えるのもまた面白いですね。途中、渡名喜島という小さな島で十数人の客が下船しました。その人たちの暮らしに思いを馳せてみたりします。那覇で働く父親が週末に帰宅しているのか、おばあさんが病院に診察に行った帰りなのか、サラリーマンは何か営業の仕事での訪問か。那覇の泊港の乗船口で、フェリー乗組員に「渡名喜島の〇〇さんに渡して下さい」と言伝とともに荷物を託しているおばさんの姿を見て、こういう光景は船旅ならではだなあと思います。

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船に揺られているうちに、ようやく気持ちもだんだんと解れてきました。仕事モードの身体から旅モードの身体に変えるためには、それなりの時間が必要ですね。

 

久米島が見えてきました。海原から島影が見えて来る喜びは、コロンブスもジェームズクックも現代人も変わらないと思います。遭難も転覆もせず無事に到着することは分かり切っているのですが、気持ちが昂ぶります。

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フェリーから降りてまず目に飛び込んできたのが久米仙です。久米島と言えば久米仙。沖縄のスーパーならどこでも見かける安くて美味い泡盛です。離島のメーカーですが県内トップクラスのシェアを誇ります。昔はサンエーで568円くらいで売られていた、いつでも特売価格のブラウンばかり飲んでいました。

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自転車を組み立て、嵐の名残の小雨が降るなかイーフビーチまで移動します。南国の緑が発する濃い空気が身体全体を覆います。心なしか酸素が多いようにも感じます。一方で、我が身体の汗腺はバルブをひねって全開となり、汗がとめどなく噴き出します。沖縄滞在20時間くらいでもうパンツの替えがないぞ。

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明日は久々のトライアスロンです。気温も湿度も高い予報で、コースはアップダウンも多く汗だくなレースになることは間違いなし。気負わずゆっくり頑張りましょう。

 

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